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6月号 主な記事

男子新体操の伝統校である光明学園相模原の部員たち。前列6人が現レギュラーメンバーだ

男子新体操の伝統校である光明学園相模原の部員たち。
前列6人が現レギュラーメンバーだ

男子新体操

華麗に力強く

光明学園相模原(神奈川)
椎名桂子=文・川上純子=写真

近年、テレビドラマやCMに登場し、注目を集めている男子新体操。マイナー競技といわれながらも、ダイナミックな演技には見た者の多くが魅了される。実際に競技に取り組んでいる光明学園相模原(神奈川)の部員らの思いも交じえ、男子新体操の魅力を紹介する。

リボンなどの道具を使い、美しさを競う女子の新体操と男子では、ルールも魅力もかなり違う。

最大の魅力はタンブリング

男子新体操の最大の魅力は、やはりタンブリングだろう。タンブリングとは、フロアマットの上で縦横無尽にバック転や宙返りをすることを指す。これにあこがれて、新体操を始める人も多いという。さらに、団体競技においては、「組み」と呼ばれる組み体操のような技も見せ場になる。さまざまな形で選手の上に選手が乗り、さらにその上を飛び越える様子は息をのむほどの迫力だ。

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肩を組んで声援を送る仙台一の生徒たち

肩を組んで声援を送る仙台一の生徒たち

ピックアップ

野球 対抗戦に燃えた!

仙台一 vs. 仙台二
手束仁=文・安藤佑=写真

全校一丸で応援合戦

高校野球は甲子園を目指す戦いだけではない。学校の伝統と名誉と仲間の熱い思いを背負う定期対抗戦も、また大事な戦いだ。「杜の都の早慶戦」と呼ばれている、仙台一と仙台二(ともに宮城)の定期戦はその代表例だ。この一戦は野球部だけの行事ではなく、全校生徒が応援に参加して自校を好きになる一大イベントとなっている。

5月8日、プロ野球・楽天の本拠地クリネックススタジアムで行われた、仙台一と仙台二の定期戦は今年で65回目を迎えた。「毎年、これを見ると本格的な春が来たんだな、という気持ちになる」。そう言って、何十年も通い続けている仙台市民もいるくらい、地域に定着した行事だ。

両校は旧制中学時代からのライバル。この定期戦を経験して初めて、1年生は本当の意味で一高生、二高生になれる、といわれるくらい重要な一戦だ。互いに硬派な応援スタイルを披露しながら一日が進んでいく。

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11月のアジア大会で優勝を狙う向谷美咲

11月のアジア大会で優勝を狙う向谷美咲

ボウリングの星 アジア女王狙う

向谷美咲(千葉・千葉明徳3年)
安藤佑=文・写真

高校生にもなじみの深いボウリングで、世界に羽ばたこうとしている高校生がいる。千葉明徳(千葉)3年の向谷美咲(千葉・南行徳中出身)だ。昨年の国体で、成年部を含め女子初の300点パーフェクトゲームを達成。先月16日の全日本選抜でも、19年ぶり2人目の高校生女王に輝くなど、日本ボウリング界の至宝といわれる存在だ。今年11月のアジア大会の代表にも内定し、「世界最強の韓国を絶対に倒し、君が代を聞きたい」と意気込んでいる。

昨年の国体で「パーフェクト」

「後の国際大会や、今年地元で行われる千葉国体のためにも、ぶっちぎりで優勝したかった」。昨年9月の新潟国体に臨んだ時の気持ちを向谷は振り返る。

そこには、2連覇のかかった7月の高校選手権で敗れた悔しさがあった。「もちろん連覇を狙っていましたが、気持ち的にもう一踏ん張りが足りなかったと思う」。大きく出遅れた予選の不調を補うように、決勝では激しい追い上げを見せ、最終12ゲームを終えた時点でトップに並んだ。しかし、プレーオフの末に敗れた。

それからは毎日、地元の江戸川沿いを5Km走り込んで足腰の強化を図った。また、以前にも増してフォームに気をつけて投球練習を繰り返した。そんな努力が実った国体初優勝だった。

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サッカーW杯開幕直前特集

6月11日に開幕するサッカーワールドカップ(W杯)。4大会連続4度目の出場となる日本代表は、岡田武史監督(53)指揮の下、目指すはベスト4進出だ。活躍が期待される日本の中心メンバーや、6月14日に初戦を控えた1次リーグの展望を紹介する。

日本代表メンバー(5月10日発表)

日本代表メンバー(5月10日発表)

 

ファイト! ニッポン!

キーマンは本田と俊輔
小野哲史=文

岡田監督がチームの軸と考えているのが、中村俊輔(横浜M)と本田圭佑(CSKAモスクワ)だ。ともに左利きの攻撃的MFで、フリーキックを得意としている。ただし、中村俊が正確なパスから決定機をつくり出すタイプならば、本田は強いフィジカルを生かして、直線的なドリブルで局面を打開するのが持ち味。ベテランの域に達し、精神的支柱としても期待される中村俊に対し、強気な性格からどこか一匹狼のような雰囲気も漂う本田と、両者には対照的な面が多い。しかし、2人がうまく融合して活躍しなければ好成績は望めないだろう。

日本のゴールを守るのが、4度目のW杯となるGK楢崎正剛(名古屋)。対戦国の攻撃陣はいずれも強力だが、DF中沢佑二(横浜M)やDF田中マルクス闘莉王(名古屋)らと連携し、できる限り失点を抑えたい。

そのためにも、パスの出どころを未然に防がなければならない。MF長谷部誠(ボルフスブルク)やMF遠藤保仁(G大阪)には、より多くの運動量が求められそうだ。DF内田篤人(鹿島)とDF長友佑都(東京)もまずは守備への意識を持ちつつ、チャンスがあれば、サイドの突破から攻撃に絡みたいところ。2人が守備一辺倒に追いやられたら、日本は苦しい戦いを強いられているということになる。

中村俊や本田、テクニックに優れたMF松井大輔(グルノーブル)を経由し、相手ゴール前にボールが運ばれたとき、日本国民の目はエースストライカーのFW岡崎慎司(清水)に注がれる。屈強な相手DFを恐れず、アジア予選でも見せた果敢なプレーでゴールをこじ開けてほしい。もちろん戦うのは、ピッチに立つ11人だけではない。ベンチに控える選手を含めた、23人の日本代表に注目しよう。

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日本代表・内田篤人からのメッセージ

悔い残さぬよう頑張る
斉藤健仁=写真

精度の高いクロスとスピードが魅力の内田篤人。日本代表不動の右サイドバックが、W杯を目前にして「高校生スポーツ」の読者にメッセージを寄せてくれた。

――W杯の大舞台に立つ心境は?

大舞台という気持ちはなく、いつも通りにやろうと考えています。世界のいろいろな国と対戦するのも楽しみですね。例えば、開催国の南アフリカ。選手入場時に全員が踊りながらピッチに入るという光景を、ユースの代表として対戦した時に目にしました。文化というか国民性というか、そういうものがピッチにまで持ち込まれて、試合が行われる。世界の大会は何度出てもいいもので、本当に楽しみです。

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1次リーグE組展望

小野哲史=文

日本代表の岡田監督は「ベスト4を目指す」と公言している。そのためにはグループEを2位以内で突破し、16チームが争う決勝トーナメントに進出することが第一段階の目標となる。しかし、日本が1次リーグで対戦する3カ国は、いずれも一筋縄ではいかない強豪ばかりだ。

カメルーンは身体能力に優れ、母国に近い南アフリカでの開催ということもあって、ホームゲームに近い感覚でプレーすることができる。オランダは何人ものスター選手を抱える優勝候補の一角。日本が昨年9月に対戦した時も、善戦しながら終盤に底力を見せられ、0-3で敗れている。デンマークは日本と同じ4度目の本戦出場だが、過去3度はすべて1次リーグを突破。大柄で屈強な選手が多いのが特徴だ。

こうした列強を相手にグループ2位を確保するには、少なくとも勝ち点4は必要である(勝利3点、引き分け1点、負け0点)。勝ちを計算できる試合は一つもないが、まずは初戦のカメルーン戦で勝ち点1以上を手にし、第2戦以降に弾みをつけたい。

E組の日程
  現地時間日本時間
第1戦カメルーン戦6月14日 16時   14日 23時   
第2戦オランダ戦6月19日 13時30分19日 20時30分
第3戦デンマーク戦6月24日 20時30分25日  3時30分

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大手出版社に入社する場合は一般的に学部・学科不問だが、大学・大学院卒業が条件の場合がほとんど。中小出版社、編集プロダクションの場合は専門学校卒業でも入社することが可能な場合も。

大手出版社に入社する場合は一般的に学部・学科不問だが、大学・大学院卒業が条件の場合がほとんど。中小出版社、編集プロダクションの場合は専門学校卒業でも入社することが可能な場合も。

スポーツの仕事がしたい

スポーツ雑誌編集者

ライター・デザイナーらを指揮 有名選手に会えることも
斉藤健仁=文

本や雑誌ができるまでには、作者やライター、カメラマン、デザイナー、印刷会社など実に多くの人がかかわっている。中でも編集者は、出版社や編集プロダクションに勤務し、編集作業だけでなく企画から進行管理、販売戦略などを担当するプロデューサー的な仕事である。

日本だけでなく世界のスポーツシーンを紡ぎ続けて30年。文芸春秋が発行する総合スポーツ雑誌「ナンバー(Sports Graphic Number)」の編集者である相田安彦さん(26)に話を聞いた。

―どうしてこの仕事に就こうと思ったのですか?

中学は野球、高校は自転車、大学はスキーをしていて、スポーツ以外にも映画や音楽、もちろん読書も好きでした。中学生くらいから「好きなことを仕事にできれば楽しいはず」と思っていて、就職活動時に「ナンバー」を発行している文芸春秋を希望しました。

オーケストラで言う指揮者

―編集者とは具体的にどんな仕事ですか?

普段はオーケストラで言うところの「指揮者」みたいな役割です。スポーツ選手への取材の段取りを付けて、ライターさんやカメラマンさん、デザイナーさんに仕事を振りつつ、自分の担当するページを完成させます。編集者が文章を書く機会の多い雑誌もあるようですが、「ナンバー」の場合はほとんど書きませんね。

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高校時代の練習は毎回全力で取り組んでいたという加藤条治。「何でもがむしゃらに打ち込むことが次につながる」とエールを送る

高校時代の練習は毎回全力で取り組んでいたという加藤条治。「何でもがむしゃらに打ち込むことが次につながる」とエールを送る

高校時代を振り返る

スピードスケート 加藤条治

とにかく練習は毎回全力
斉藤健仁=文・写真

記憶に新しい2月のバンクーバー冬季五輪。スピードスケート男子500mで加藤条治(日本電産サンキョー)は銅メダルに輝いた。2本滑って金メダルまで0.19秒の差に悔しさをあらわにしていた加藤は、全国的に見てもスケートが決して盛んとはいえない山形県の出身である。本格的に競技を始めた高校時代に「基礎が築かれた」と語り、練習から常に全力を出し続けたことが大きな飛躍につながったと振り返る。

遊びの延長でスケート始める

実家の近くにスケートリンクがあったので、小学1年のころから冬になれば、遊びの延長でスケートをやっていました。僕は4人兄弟の末っ子ですが、兄もみんなやっていたので加藤家では自然な流れでした。ただ、小学校高学年から大会に出るようになると、「もっと速くなりたい!」と思うようになりましたね。

中学校では硬式テニス部に入ったのですが、冬はスケートを続けました。ほかの中学のスケート部の練習に交ぜてもらったりしていましたが、山形は北海道や長野に比べてスケートが盛んではありません。同じ中学でスケートをやっていたのは2、3人。中学3年の全国大会の成績は500mで10位、1000mで8位と、(全国的には)決して目立った存在ではなかったですね。

2つ上の兄が山形中央(山形)のスケート部に入っていたので、僕も進学し、部活で本格的にスケートに取り組むことになりました。そうしたら優勝候補でもなかったのに、1年生の全国高校総体(インターハイ)の500mでいきなり優勝。僕より速かった兄が、けがをしていたこともあって運も良かったのですが、びっくりしました!

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