暑い中でのトレーニングをした後に、「だるい」「疲れやすい」「食欲がない」といった状況を経験したことがある人は多いのではないでしょうか。それは、いわゆる「夏バテ」です。
暑い日に、アイスやかき氷、ジュースなどの冷たくて甘い食べ物をたくさん取っていませんか? アイスやジュースなどをたくさん取ることで、一時的な満足感と満腹感が得られます。
しかし量を多く取ると、それだけでおなかがいっぱいになり、胃液が薄まることで食欲の低下を招きます。食欲低下によって、朝、昼、夕の食事を十分に取ることができなくなり、日々のトレーニングに必要な栄養量をしっかりと摂取することができなくなるのです。
この状態が続くことで、さらに夏バテの状態は悪化することになります。夏バテ予防で大切なことは、アイスやジュースなどでおなかをいっぱいにしないことです。それでも食欲が落ちてしまう場合や食欲がない場合は、食事にひと工夫が必要です。ネギ、シソ、ショウガ、梅干し、レモン汁、酢、七味唐辛子、チリペッパーなどの薬味、香辛料を使って、食欲を刺激しましょう。
(亀井明子=国立スポーツ科学センター研究員、管理栄養士)