今年の夏は、北京で五輪が開催されました。ところで、五輪期間中、選手たちはどのような食事を取っているのか知っていますか?
五輪に出場する各国の選手は期間中、基本的に選手村で暮らすことになります。その選手村にはレストランがあります。
選手村のレストランは、とても広く、バラエティー豊かな料理が提供されています。料理の提供方式は、食べたいものを食べたいだけ選んで取ることができるビュッフェスタイルです。24時間営業しているため、いつ、どんなときでも食事ができる。つまり、世界中の選手が各自の試合や練習時間に合わせて、いつでも食事ができるようになっているのです。
選手村のレストランでは、たくさんの料理が並び、最初はどこに何があるのか分からない状態です。しかし、そのような環境の中でも、五輪に出場する選手は、今の自分にとって必要とする食べ物を選んでいくこととなります。
普段から試合や練習、体調などに合わせて、自分で自分の食事を選ぶことができなければなりません。五輪選手とは、そういった自己管理のできる各国の代表選手たちの集まりであり、むしろ自己管理ができなければ五輪選手にはなれない、といってよいでしょう。強くなる、勝つためには、自分で自分の食事を状況に応じて考え、選ぶことのできる力を身に付けることも必要です。
(亀井明子=国立スポーツ科学センター研究員、管理栄養士)