ワンポイント栄養学

第 5回 持久力アップには主食+ビタミンB1(09年2月号掲載)

持久力、つまり長時間にわたって運動し続けることができるための食事は、どのように考えたらよいでしょうか。

長時間にわたる運動では、体内に蓄えられている脂肪と、筋肉や肝臓に蓄えられている糖質(グリコーゲン)がエネルギー源として利用されます。糖質は脂肪と比べ、体内に貯蔵できる量に限りがあるため、常に補給しておく必要があります。

糖質は、皆さんが普段食べているごはん、パン、めん類などの主食に含まれています。毎日の食事で主食をしっかり食べるようにしましょう。

持久力に必要な糖質をしっかり取った場合、同時にビタミンB1が必要になります。ビタミンB1が不足すると、せっかく取った糖質が効率よくエネルギー源になりません。豚肉やホウレンソウ、ブロッコリー、納豆、卵などビタミンB1が豊富な食べ物を積極的に取りましょう。

持久力をつけるためには、糖質の摂取タイミングも大事になります。トレーニング後は、体内のグリコーゲンが低下しています。なるべく早いタイミングで食事を取ることでグリコーゲン量の回復が高まります。

持久力をつける食事のポイントは、毎回の食事で主食をしっかり取ることと、トレーニング後はなるべく早めに食事を取ることです。

(亀井明子=国立スポーツ科学センター研究員、管理栄養士)