重量挙げの全国高校女子選手権が7月24、25日、神奈川県立体育センターで行われ、女子重量挙げ界期待の2人が実力を見せた。48キロ級は、6月の世界ジュニア選手権で銅メダルを獲得した水落穂南(埼玉・埼玉栄3年)が、スナッチで自らの高校記録を更新し、トータルでも171キロの大会新で2連覇。53キロ級でも、同じく世界ジュニア代表の八木かなえ(兵庫・須磨友が丘3年)が、トータル174キロの大会新で2連覇を達成した。
「自分の高校記録の更新が目標でした。スナッチは更新できましたが、ジャークでできなくて残念です」。48キロ級を制した水落は振り返る。スナッチの1回目で、大会記録を1キロ上回る72キロを余力十分にクリア。2回目も記録を伸ばし、3回目は自身の高校記録を1キロ更新する78キロに成功した。続くジャークでも90キロ、93キロと大会記録を打ち立て、3回目に高校新記録の96キロに挑戦。惜しくも成功はならなかったが、トータル171キロの大会新記録。2位に29キロ差の圧勝だった。
「(ジャークの失敗は)右ひざの痛みの影響があったかもしれませんが、脚の力の弱さが課題です」と反省する。9月には世界選手権が控えており、「いい結果を出したい」と意気込む。普段の生活で心掛けていることは、体作りのための食事という水落。身長148センチと小柄だが量もたくさん食べるそうで、「ごはんはどんぶり一杯ぐらい」と、少し恥ずかしそうに教えてくれた。
53キロ級の八木も2連覇を達成。こちらも2位に26キロの大差だった。ただ大会前は夏バテ気味で思うように練習ができなかったという。2週間前の練習では自己ベストをそれぞれ1キロ上回るスナッチ79キロ、ジャーク101キロを成功させていた。それが、ここ1週間は、普段は簡単に成功させるスナッチでの70キロも挙げられなかった。「失敗したらどうしよう」と、試合前は不安が大きくなっていたという。それでも終わってみれば、スナッチ76キロ、ジャークは大会新の98キロを挙げ、トータルでも174キロの大会新記録をマークした。
「世界ジュニアのときのように緊張はしましたが、緊張をいかに力に変えるかを考えました。悪いなりに力は出せたので、60~70点ぐらいですかね」と自己採点する。今後の目標はトータル180キロだ。
| 階級 | 名前・学校 | スナッチ | ジャーク | トータル |
|---|---|---|---|---|
| 48キロ級 | 水落穂南(埼玉・埼玉栄3年) | 78キロ(高校新) | 93キロ(大会新) | 171キロ(大会新) |
| 53キロ級 | 八木かなえ(兵庫・須磨友が丘3年) | 76キロ | 98キロ(大会新) | 174キロ(大会新) |
| 58キロ級 | 見附絵莉(兵庫・三木東3年) | 74キロ | 92キロ | 166キロ |
| 63キロ級 | 今永桃子(兵庫・香寺2年) | 67キロ | 78キロ | 145キロ |
| 69キロ級 | 高岸冴佳(兵庫・舞子3年) | 77キロ | 94キロ | 171キロ |
| 75キロ級 | 七戸美空(沖縄・豊見城3年) | 83キロ | 92キロ | 175キロ |
| 75キロ超級 | 造田美輝(香川・多度津3年) | 78キロ | 97キロ | 175キロ |